1 精神科急性期入院医療の評価


キーワード|精神科身体合併症管理加算|精神科救急搬送患者地域連携紹介加算精神科救急搬送患者地域連携受入加算救急支援精神病棟初期加算児童・思春期精神科入院医療管理料

平成24年度診療報酬改定の改定項目

精神科急性期入院医療の評価 骨子【Ⅰ-3-(1)】

第1 基本的な考え方
精神科急性期入院医療について、精神科救急医療機関の身体合併症患者の対応に関する評価を見直すとともに、精神科救急医療機関と精神科医療機関の連携についての評価を新設する。
また、児童思春期の精神科入院医療について、小児病院と精神科病院それぞれにおいて適切な評価となるよう、診療報酬上必要な評価を行う。

第2 具体的な内容

1. 身体合併症の対応に関する評価


(1) 精神科救急入院料、精神科急性期治療病棟入院料及び精神科救急・合併症入院料について、手術等の目的で一時的に転棟、あるいは転院した場合、再転棟や再入院時に再算定可能にする。

(2) 精神科救急医療機関における身体合併症患者の受入をさらに促進するため、精神科身体合併症管理加算の評価を引き上げる。

現行 改定 
【精神科身体合併症管理加算】(1日につき) 350点 

【精神科身体合併症管理加算】(1日につき) 450点(改) 



2.精神科救急医療機関の後方病床の評価


(1) 精神科救急医療機関に緊急入院した後、状態の落ち着いた患者について、あらかじめ連携している精神科医療機関に転院させた場合や、精神科医療機関が転院を受け入れた場合について評価を新設する。

(新) 精神科救急搬送患者地域連携紹介加算(退院時1回) 1,000点
(新) 精神科救急搬送患者地域連携受入加算(入院初日) 2,000点

[算定要件]
精神科救急入院料、精神科急性期治療病棟入院料、精神科救急・合併症入院料の届出を行っている精神病棟に緊急入院した患者であって、入院日から60日以内に当該医療機関から他の医療機関に転院した場合に算定する。

[施設基準]
① 紹介加算は、精神科救急入院料、精神科急性期治療病棟入院料、精神科救急・合併症入院料の届出を行っている医療機関が算定できる。
② 受入加算は、精神病棟入院基本料、精神療養病棟入院料、認知症治療病棟入院料の届出を行っている医療機関が算定できる。
③ 連携医療機関間で患者の転院受入体制に関する協議をあらかじめ行う。


(2) 精神病棟入院基本料において、急性期医療を担う医療機関から転院を受け入れた場合について評価を新設する。

(新) 救急支援精神病棟初期加算(14日以内、1日につき) 100点

[算定要件]
救急搬送患者地域連携受入加算又は精神科救急搬送患者地域連携受入加算を算定された患者が対象。

[施設基準]
精神病棟入院基本料の届出を行っている精神病棟が算定できる。


3.児童・思春期精神科入院医療の評価


(1) 小児精神医療について、小児病院、精神病院それぞれにおいて適切な評価となるよう、児童・思春期精神科入院医療管理料を新設する。

(新) 児童・思春期精神科入院医療管理料 2,900点(1日につき)

[算定要件]
20歳未満の精神疾患を有する患者について病棟又は病室単位で算定する。

[施設基準]
① 20歳未満の精神疾患を有する患者を概ね8割以上入院させる病棟又は治療室であること。
② 小児医療及び児童・思春期の精神医療を専門とする常勤医師が2名以上(うち1名は精神保健指定医)
③ 看護師配置常時10対1以上(夜勤看護師2名以上)
④ 専従の常勤精神保健福祉士、臨床心理技術者がそれぞれ1名以上


(2) 児童・思春期精神科入院医療管理料の新設に合わせ、児童・思春期精神科入院医療管理加算は廃止する。