1 認知症入院医療の評価


キーワード|認知症治療病棟入院料|認知症夜間対応加算|退院調整加算

平成24年度診療報酬改定の改定項目

認知症入院医療の評価 骨子【Ⅰ-4-(1)】

第1 基本的な考え方
認知症に係る入院医療について、認知症の行動・心理症状(BPSD)の改善に入院日から概ね1カ月程度の治療が重要であることを踏まえ、短期集中的な認知症治療の更なる評価により、早期退院を推進するとともに、退院支援の評価を行う。

第2 具体的な内容

1.認知症治療病棟入院料の見直し


(1) 認知症治療病棟入院料の入院30日以内についてさらなる評価を行い、入院61日以降の長期入院の評価を見直す。

現行 改定 
【認知症治療病棟入院料】(1日につき)
1 認知症治療病棟入院料1
 イ 60日以内の期間 1,450点
 ロ 61日以上の期間 1,180点

2 認知症治療病棟入院料2
 イ 60日以内の期間 1,070点
 ロ 61日以上の期間 970点 
【認知症治療病棟入院料】(1日につき)
1 認知症治療病棟入院料1
 イ 30日以内の期間 1,750点(改)
 ロ 31日以上60日以内の期間 1,450点(改)
 ハ 61日以上の期間 1,160点(改)
2 認知症治療病棟入院料2
 イ 30日以内の期間 1,270点(改)
 ロ 31日以上60日以内の期間 1,070点(改)
 ハ 61日以上の期間 950点(改)



(2) 認知症治療病棟入院料について包括範囲の見直しを行う。

現行 改定 
【認知症治療病棟入院料】(1日につき)
[包括範囲]
診療にかかる費用(臨床研修病院入院診療加算、地域加算、離島加算、精神科措置入院診療加算、精神科身体合併症管理加算、栄養管理実施加算、医療安全対策加算、褥瘡患者管理加算、精神科専門療法並びに除外薬剤・注射薬の費用は除く)は、認知症治療病棟入院料に含まれるものとする。 

【認知症治療病棟入院料】(1日につき)
[包括範囲]
診療にかかる費用(臨床研修病院入院診療加算、地域加算、離島加算、精神科措置入院診療加算、精神科身体合併症管理加算、栄養管理実施加算、医療安全対策加算、褥瘡患者管理加算、精神科専門療法、J-038人工腎臓(入院60日以内に限る)並びに除外薬剤・注射薬の費用は除く)は、認知症治療病棟入院料に含まれるものとする。



2.認知症夜間対応の評価

認知症治療病棟で、夜間に十分な看護補助者を配置することにより、手厚い体制で看護を行っている場合の評価を新設する。

(新) 認知症夜間対応加算(1日につき) 84点

[算定要件]
① 夜間に看護補助者を配置し、夜勤を行う看護要員が3人以上の場合に算定できる。
② 入院日から30日以内であること。


3.退院支援の評価

認知症治療病棟入院料の退院調整加算の要件を見直し、退院支援部署による支援で退院を行った場合の評価を引き上げる。

現行 改定 
【認知症治療病棟入院料】注2(退院時)
退院調整加算 100点

[算定要件]
当該病棟に6月以上入院している患者について退院支援計画を作成し退院調整を行った場合に、退院時に算定する。

[施設基準]
当該保険医療機関内に、専従の精神保健福祉士及び専従の臨床心理技術者が配置されていること。
 
【認知症治療病棟入院料】注2(退院時)
退院調整加算 300点(改)

[算定要件]
当該病棟に6月以上入院している患者について退院支援計画を作成し、退院調整を行った場合に、退院時に算定する。

[施設基準]
当該保険医療機関内に退院支援部署を設置し、専従の精神保健福祉士及び専従の従事者1人(看護師、作業療法士、精神保健福祉士、社会福祉士又は臨床心理技術者のいずれか)が配置されていること。