1 病院機能にあわせた効率的な入院医療等について


キーワード|一般病棟7対1入院基本料|一般病棟10対1入院基本料|看護必要度加算一般病棟看護必要度評価加算

平成24年度診療報酬改定の改定項目

病院機能にあわせた効率的な入院医療等について 骨子【Ⅲ-1-(1)(4)(5)】

第1 基本的な考え方
患者像に即した適切な評価や病床の機能分化を一層推進する観点から、一般病棟入院基本料における7対1入院基本料の算定要件の見直し、また、10対1の入院基本料、13対1入院基本料の一般病棟用の重症度・看護必要度(以下、「看護必要度」という。)に係る評価の導入及び患者の状態像に合わせた評価等を行う。

第2 具体的な内容

1.一般病棟における7対1入院基本料の算定要件の見直し

平均在院日数の短縮及び看護必要度の基準を満たす患者割合の引き上げを行う。

現行 改定 
【一般病棟入院基本料7対1、特定機能病院一般病棟7対1入院基本料、専門病院7対1入院基本料】(一日につき)

[一般病棟入院基本料の施設基準]
① 当該病棟の入院患者の平均在院日数が19日以内であること。
② 看護必要度の基準を満たす患者を1割以上入院させる病棟であること(救命救急入院料を算定する治療室を有している保険医療機関の病棟を除く)。

[特定機能病院入院基本料の施設基準]
① 当該病棟の入院患者の平均在院日数が28日以内であること。
② 看護必要度の基準を満たす患者を1割以上入院させる病棟であること(救命救急入院料を算定する治療室を有している保険医療機関の病棟を除く)。

[専門病院入院基本料の施設基準]
① 当該病棟の入院患者の平均在院日数が30日以内であること。
② 看護必要度の基準を満たす患者を1割以上入院させる病棟であること(救命救急入院料を算定する治療室を有している保険医療機関の病棟を除く)。 
【一般病棟入院基本料7対1、特定機能病院一般病棟7対1入院基本料、専門病院7対1入院基本料】(一日につき)

[一般病棟入院基本料の施設基準]
① 当該病棟の入院患者の平均在院日数が18日以内であること。
② 看護必要度の基準を満たす患者を1割5分以上入院させる病棟であること(救命救急入院料を算定する治療室を有している保険医療機関の病棟を除く)。

[特定機能病院入院基本料の施設基準]
① 当該病棟の入院患者の平均在院日数が26日以内であること。
② 看護必要度の基準を満たす患者を1割5分以上入院させる病棟であること(救命救急入院料を算定する治療室を有している保険医療機関の病棟を除く)。

[専門病院入院基本料の施設基準]
① 当該病棟の入院患者の平均在院日数が28日以内であること。
② 看護必要度の基準を満たす患者を1割5分以上入院させる病棟であること(悪性腫瘍患者を一般病棟に7割以上入院させている保険医療機関及び救命救急入院料を算定する治療室を有している保険医療機関の病棟を除く)。 


[経過措置]
平成24年3月31日において7対1入院基本料を算定している病棟であって、平成24年4月1日以降において改定後の10対1入院基本料を算定する病棟に限り、平成26年3月31日までの間、改定後の7対1入院基本料を算定できる。


2.一般病棟における10対1入院基本料の算定要件の見直し

(1) 現在の一般病棟10対1入院基本料における一般病棟看護必要度評価加算を廃止し、看護必要度に係る評価を要件として新設する。

現行 改定 
【一般病棟入院基本料10対1、特定機能病院一般病棟10対1入院基本料、専門病院10対1入院基本料】(一日につき)



一般病棟看護必要度評価加算 5点 
【一般病棟入院基本料10対1、特定機能病院一般病棟10対1入院基本料、専門病院10対1入院基本料】(一日につき)
[施設基準]
当該病棟における看護必要度の評価を行っていること。

(削除)


[経過措置]
10対1入院基本料を算定する病棟に看護必要度の評価を導入するのは、準備期間を設け、平成24年7月1日とする。

(2) 10対1入院基本料について看護必要度の基準を満たす患者割合が一定以上の場合の加算を新設する。

(新) 看護必要度加算1 30点
(新) 看護必要度加算2 15点

[算定要件]
看護必要度加算1
必要度基準15%以上の基準を満たしている当該病棟に入院している患者について算定する。
看護必要度加算2
必要度基準10%以上の基準を満たしている当該病棟に入院している患者について算定する。


3.入院基本料13対1の算定要件の見直し

一般病棟入院基本料及び専門病院入院基本料の13対1入院基本料について、「一般病棟用の重症度・看護必要度に係る評価票」を用い継続的に測定を行い、その結果に基づき評価を行っている場合の加算を新設する。

(新) 一般病棟看護必要度評価加算 5点(1日につき)

[算定要件]
一般病棟13対1入院基本料、専門病棟13対1入院基本料を算定している病棟において、看護必要度の測定を行っている場合に算定する。


4.救命救急入院料1及び3における看護配置については、明確な基準を設けていないため、適切な看護配置のもとで提供している医療機関が当該特定入院料を算定できるよう、看護配置基準の要件の明確化を行う。
重点項目1-1-①」を参照のこと。


5.小児特定集中治療室管理料の新設等、小児救急医療に対して以下の見直しを行う。

(1) 小児に特化した特定集中治療室に対する特定入院料を新設する。
(2) 特定集中治療室管理料小児加算の引き上げを行う。
(3) 特定集中治療室管理に至らない事案であっても、小児救急医療を一層推進するため、救急医療管理加算に新たに小児加算を設けるとともに、乳幼児救急医療管理加算の引き上げを行う。
重点項目1-1-①」を参照のこと。