Ⅲ-3 医療資源の少ない地域に配慮した評価


キーワード|別に厚生労働大臣が定める二次医療圏に属する保険医療機関亜急性期入院医療管理料(指定地域)栄養サポートチーム加算(指定地域)緩和ケア診療加算(指定地域)特定一般病棟入院料(指定地域)

平成24年度診療報酬改定の改定項目

医療資源の少ない地域に配慮した評価 骨子【Ⅲ-3】

第1 基本的な考え方
2次医療圏において自己完結した医療を行っているが、医療提供体制が十分ではなく医療機関の機能分化を進めることが困難である地域や離島にある病院等について、現状を踏まえた評価を行う。

第2 具体的な内容

自己完結した医療提供をしており、医療従事者の確保等が困難かつ医療機関が少ない2次医療圏及び離島にある医療機関(ただし、一定規模の医療機関を除く)について、評価体系を見直す。

1.これらの地域では、他の地域と比べ、同一病院で様々な状態の患者を診療していることや、医療従事者の確保等が難しく病棟全体で看護要員の要件を満たすことが困難なこと等を踏まえ、入院基本料の届出について、病棟ごとの届出を可能とする。


現行 改定 
【入院基本料の届出に関する事項】
届出は、病院である保険医療機関において一般病棟、療養病棟、結核病棟及び精神病棟につきそれぞれ区分し、当該病棟種別の病棟全体につき包括的に届出を行う。 
【入院基本料の届出に関する事項】
届出は、病院である保険医療機関において一般病棟、療養病棟、結核病棟及び精神病棟につきそれぞれ区分し、当該病棟種別の病棟全体につき包括的に届出を行う。
ただし、別に厚生労働大臣が定める二次医療圏に属する保険医療機関(特定機能病院、200床以上の病院、DPC対象病院、一般病棟7対1入院基本料及び一般病棟10対1入院基本料を算定している病院を除く)の一般病棟においては、それぞれの病棟ごとに届出を行っても差し支えない。



2.亜急性期入院医療管理料について看護配置等を緩和した評価を新設する。


(新) 亜急性期入院医療管理料1(指定地域) 1,750点(1日につき)
(新) 亜急性期入院医療管理料2(指定地域) 1,650点(1日につき)

[算定要件]
60日を限度として一般病棟の病室単位で算定する。

[施設基準]
① 別に厚生労働大臣が定める二次医療圏に属する保険医療機関(特定機能病院、200床以上の病院、DPC対象病院、一般病棟7対1入院基本料及び一般病棟10対1入院基本料を算定している病院を除く)であること。
② 届出可能病床は亜急性期入院医療管理料1と2をあわせて一般病床数の3割以下
③ 看護職員配置が常時15対1に限る
④ 診療録管理体制加算を算定していること。
⑤ 専任の在宅復帰支援者が勤務していること
⑥ 在宅復帰率が6割以上であること。


3.チームで診療を行う入院基本料等加算について、専従要件を緩和した評価を新設する。

(1) 栄養サポートチーム加算における専従要件を緩和した評価を新設する。

(新) 栄養サポートチーム加算(指定地域) 100点(週1回)

[施設基準]
① 別に厚生労働大臣が定める二次医療圏に属する保険医療機関(特定機能病院、200床以上の病院、DPC対象病院及び一般病棟7対1、10対1入院基本料を算定している病院を除く)であること。
② 当該保険医療機関に以下から構成される栄養サポートチームが設置されている。
ア 栄養管理に係る所定の研修を終了した専任の常勤医師
イ 栄養管理に係る所定の研修を終了した専任の常勤看護師
ウ 栄養管理に係る所定の研修を終了した専任の常勤薬剤師
エ 栄養管理に係る所定の研修を終了した専任の管理栄養士
③ 1日当たりの算定患者数は、1チームにつき概ね15人以内とする。


(2) 緩和ケア診療加算における専従要件を緩和した評価を新設する。

(新) 緩和ケア診療加算(指定地域) 200点(1日につき)

[施設基準]
① 別に厚生労働大臣が定める二次医療圏に属する保険医療機関(特定機能病院、200床以上の病院、DPC対象病院及び一般病棟7対1、10対1入院基本料を算定している病院を除く)であること。
② 当該保険医療機関に以下から構成される緩和ケアチームが設置されている。
ア 身体症状の緩和を担当する所定の研修を終了した専任の常勤医師
イ 精神症状の緩和を担当する所定の研修を終了した専任の常勤医師
ウ 緩和ケアの経験を有する所定の研修を終了した専任の常勤看護師
エ 緩和ケアの経験を有する専任の薬剤師
③ 1日当たりの算定患者数は、1チームにつき概ね15人以内とする。


4.1病棟のみの小規模な病院について、病棟に応じた評価を新設する。


(新) 特定一般病棟入院料(指定地域)
13対1入院料 1,092点
15対1入院料 934点

[施設基準]
① 別に厚生労働大臣が定める二次医療圏に属する保険医療機関(特定機能病院、200床以上の病院、DPC対象病院及び一般病棟7対1、10対1入院基本料を算定している病院を除く)であること。
② 当該保険医療機関の病棟が一つであり、一般病床であること。