Ⅲ-4 診療所の機能に着目した評価について


キーワード|有床診療所緩和ケア診療加算看取り加算

平成24年度診療報酬改定の改定項目

診療所の機能に着目した評価 骨子【Ⅲ-4-(1) (2)】

第1 基本的な考え方
1.緊急時の受け皿となる病床を確保し、在宅医療を円滑なものとするため、地域に密着した有床診療所の看取り機能や緩和ケア受入機能の強化を図る必要がある。このため、夜間に看護師が配置されている有床診療所について、新たに有床診療所に即した緩和ケア診療や、ターミナルケアに関する評価を新設する。
2.地域医療を支える有床診療所の病床の有効活用を図るため、入院基本料の要件緩和を行う。

第2 具体的な内容

1. 有床診療所における緩和ケアの推進

有床診療所において質の高い緩和ケア医療が提供された場合の評価を新設する。

(新) 有床診療所緩和ケア診療加算 150点(1日につき)

[算定要件]
有床診療所に入院する悪性腫瘍又は後天性免疫不全症候群の患者のうち、疼痛、倦怠感、呼吸困難等の身体的症状又は不安、抑うつなどの精神症状を持つ者

[施設基準]
① 夜間に看護職員を1名以上配置していること。
② 身体症状、精神症状の緩和を担当する常勤医師、緩和ケアの経験を有する常勤看護師(医師もしくは看護師の一方は緩和ケアに関する研修修了者)が配置されていること。


2.有床診療所におけるターミナルケアの推進

有床診療所における看取りを含めたターミナルケアを充実させるため、有床診療所入院基本料、有床診療所療養病床入院基本料にターミナルケアを実施した場合の評価を新設する。

(新) 看取り加算
在宅療養支援診療所の場合 2,000点
その他の場合 1,000点

[算定要件]
当該保険医療機関に入院している患者を、入院の日から30日以内に看取った場合

[施設基準]
夜間に看護職員を1名以上配置していること。


3.有床診療所の入院基本料の評価は、一般病床、療養病床で区別されているが、両方の病床を有する診療所については、双方の要件を満たしている場合に限り、患者像に応じた相互算定を可能とする。



4.介護療養病床入院患者が急性増悪した際に、医療保険を算定できる病床は2室8床に限られているが、より柔軟な運用を可能とするため、全介護療養病床について算定可能とする。