4 人工腎臓等の適正な評価


キーワード|慢性維持血液透析濾過透析液水質確保加算|人工腎臓

平成24年度診療報酬改定の改定項目

人工腎臓等の適正な評価 骨子【Ⅳ-4-(2)】

第1 基本的な考え方
慢性維持透析における合併症防止の観点から、近年有効性が明らかとなりつつある新しい血液透析濾過(オンライン血液透析濾過)についての評価等を行う。また、包括薬剤の価格や、より低価格で同様の効果を持つエリスロポエチン製剤使用の実態を踏まえた包括点数の見直しを行う。

第2 具体的な内容

1.長期に及ぶ慢性維持透析患者の合併症に対し、近年有効性が明らかとなりつつある、透析液から分離作製した置換液を用いた血液透析濾過(オンライン血液透析濾過)についての評価を新設する。オンライン血液透析濾過の実施にあたり、使用する透析液についてより厳しい水質基準が求められることから、透析液水質確保加算2を新設する。オンライン血液透析濾過を算定する医療機関は、透析液水質確保加算2を算定していることとする。


(新) 慢性維持血液透析濾過(複雑なもの) 2,255点(1日につき)

[算定要件]
血液透析濾過のうち、透析液から分離作製した置換液を用いて血液透析濾過を行っている場合に算定する。

[施設基準]
透析液水質確保加算2を算定していること。

現行 改定 
【人工腎臓】(1日につき)
透析液水質確保加算 10点


[施設基準]

① 関連学会から示されている基準に基づき、水質管理が適切に実施されていること。
② 透析機器安全管理委員会を設置し、その責任者として専任の医師又は専任の臨床工学技士が1名以上配置されていること。 
【人工腎臓】(1日につき)
1 透析液水質確保加算1 8点(改)
2 透析液水質確保加算2 20点(新)

[施設基準]
1 透析液水質確保加算1
① 関連学会から示されている基準に基づき、水質管理が適切に実施されていること。
② 透析機器安全管理委員会を設置し、その責任者として専任の医師又は専任の臨床工学技士が1名以上配置されていること。
2 透析液水質確保加算2
① 月1回以上水質検査を実施し、関連学会から示されている基準を満たした血液透析濾過用の置換液を作成し、使用していること。
② 透析機器安全管理委員会を設置し、その責任者として専任の医師又は専任の臨床工学技士が1名以上配置されていること。



2.エリスロポエチンの価格が低下し、同じ効能を有するがより低価格であるエポエチンベータペゴル等への置換が進んでいる現状を踏まえ、包括点数を見直す。


現行 改定 
【人工腎臓】(1日につき)
1 慢性維持透析を行った場合
 イ 4時間未満の場合 2,075点
 ロ 4時間以上5時間未満の場合 2,235点
 ハ 5時間以上の場合 2,370点 
【人工腎臓】(1日につき)
1 慢性維持透析を行った場合
 イ 4時間未満の場合 2,040点(改)
 ロ 4時間以上5時間未満の場合 2,205点(改)
 ハ 5時間以上の場合 2,340点(改)