1 病院勤務医の負担を軽減する体制の評価


平成24年度診療報酬改定の改定項目

病院勤務医の負担を軽減する体制の評価 骨子【重点課題1-2-(1)】

第1 基本的な考え方
病院勤務医の勤務状況が未だ厳しいことから、病院勤務医の負担を軽減し、処遇を改善する体制を要件とした診療報酬項目を拡大する。また、その際、実際に病院勤務医の負担の軽減及び処遇の改善に結び付くよう、現在一部の医療機関で行われている様々な取組を参考に、より効果の期待できる院内の体制の整備や負担軽減及び処遇改善に係る計画の策定と実行を求めることとする。

第2 具体的な内容

1.実際に病院勤務医の負担軽減及び処遇改善につながるよう、以下に掲げる項目について、病院勤務医の負担軽減及び処遇改善に資する体制を要件に加える。

(現行)
① 総合入院体制加算
② 医師事務作業補助体制加算
③ ハイリスク分娩管理加算
④ 急性期看護補助体制加算
⑤ 栄養サポートチーム加算
⑥ 呼吸ケアチーム加算
⑦ 小児入院医療管理料1及び2
⑧ 救命救急入院料 注3に掲げる加算を算定する場合

(新たに要件を加える項目)
⑨ 総合周産期特定集中治療室管理料
⑩ (新) 小児特定集中治療室管理料
⑪ (新) 精神科リエゾンチーム加算
⑫ (新) 病棟薬剤業務実施加算
⑬ (新) 院内トリアージ実施料
⑭ (新) 移植後患者指導管理料
⑮ (新) 糖尿病透析予防指導管理料


2.病院勤務医の負担の現状に鑑み、より効果の期待できる勤務医負担軽減及び処遇改善のための体制を要件とする。

[施設要件]
病院勤務医の負担の軽減及び処遇の改善に資する計画を策定し、職員に対して周知徹底していること。

(病院勤務医の負担の軽減及び処遇の改善に資する計画の具体例)

現行 改定案 
【選択項目】
・医師事務作業補助者の配置
・短時間正規雇用医師の活用
・地域の他の医療機関との連携体制
・外来縮小の取り組み
・交代勤務制の導入
・医師と医療関係職種、医療関係職種と事務職員等における役割分担

【必須項目】
なし 
【選択項目】
・医師事務作業補助者の配置
・短時間正規雇用医師の活用
・地域の他の医療機関との連携体制
・外来縮小の取り組み(一部必須)
・交代勤務制の導入(一部必須)
・予定手術前の当直に対する配慮

【必須項目】
・医師と医療関係職種、医療関係職種と事務職員等における役割分担については、上記の①~⑮の項目全てにおいて必ず実施することとする。
・外来縮小の取り組みについては、特定機能病院及び一般病床500床以上の病院では、上記の①~⑮の項目全てにおいて必ず実施することとする。
・交代勤務制の導入については、「③ハイリスク分娩管理加算」、「⑦小児入院医療管理料1」、「⑧救命救急入院料 注3加算」、「⑨総合周産期特定集中治療室管理料」、「⑩小児特定集中治療室管理料」では、実施に向けた状況を定期的に報告することとする。
・なお、当該医療機関が実施している勤務医負担軽減策について、第3者の評価を受けているかどうかを報告することとする。