1 看取りに至るまでの医療の充実について


キーワード|在宅ターミナルケア加算|在宅患者訪問看護・指導料|訪問看護療養費|在宅患者訪問診療料|特定施設入居時等医学総合管理料

平成24年度診療報酬改定の改定項目

看取りに至るまでの医療の充実について 骨子【重点課題2-2】

第1 基本的な考え方
在宅医療の推進に伴い、在宅等における看取りを含めたターミナルケアを充実させるため、ターミナルケアに係る評価の見直しを行う。

第2 具体的な内容

1.在宅ターミナルケア加算については、ターミナルケアのプロセスと看取りに分けた評価体系に見直し、機能を強化した在支診・在支病と併せて評価を行う。


現行 改定
【在宅ターミナルケア加算】







在支診・在支病 10,000点


在支診・在支病以外 2,000点



[算定要件]
在支診・在支病

死亡日前14日以内に2回以上の往診又は訪問診療を実施し、かつ、死亡前24時間以内に往診又は訪問診療を行い当該患者を看取った場合(往診又は訪問診療を行った後、24時間以内に在宅以外で死亡した場合を含む。)

在支診・在支病以外
在宅で死亡した患者(往診又は訪問診療を行った後、24時間以内に在宅以外で死亡した患者を含む。)に対して死亡日前14日以内に2回以上の往診又は訪問診療を実施した場合 
【在宅ターミナルケア加算】
機能を強化した在支診・在支病
病床を有する場合
 ターミナルケア加算 6,000点(新)
 看取り加算 3,000点(新)
病床を有しない場合
 ターミナルケア加算 5,000点(新)
 看取り加算 3,000点(新)
在支診・在支病
ターミナルケア加算 4,000点(新)
 看取り加算 3,000点(新)
在支診・在支病以外
ターミナルケア加算 3,000点(新)
 看取り加算 3,000点(新)

[算定要件]
在支診・在支病(機能強化型を含む)
ターミナルケア加算
死亡日及び死亡日前14日以内に2回以上往診または訪問診療を実施した場合
看取り加算
事前に患者の家族等に対して充分な説明等を行い、患家で看取りを行った場合

在支診・在支病以外
ターミナルケア加算
死亡日及び死亡日前14日以内に2回以上往診または訪問診療を実施した場合
看取り加算
事前に患者の家族等に対して充分な説明等を行い、患家で看取りを行った場合
 


2.訪問看護におけるターミナルケア加算の評価の見直し

死亡日前14日以内に2回以上の訪問看護・指導がターミナルケア加算の必須の算定要件であったが、この2回目においては、死亡日の訪問看護・指導も含むことを明示する。

(在宅患者訪問看護・指導料)

現行 改定
在宅で死亡した患者(ターミナルケアを行った後、24時間以内に在宅以外で死亡した患者を含むに対して)、保険医療機関の保険医の指示により、死亡日前14日以内に2回以上訪問看護・指導を実施し、かつ、訪問看護におけるターミナルケアに係る支援体制について患者及び家族等に対して説明した上でターミナルケアを行った場合は、在宅ターミナルケア加算として、所定点数に2,000点を加算する。 在宅で死亡した患者(ターミナルケアを行った後、24時間以内に在宅以外で死亡した患者を含むに対して)、保険医療機関の保険医の指示により、死亡日及び死亡日前14日以内に2日以上訪問看護・指導を実施し、かつ、訪問看護におけるターミナルケアに係る支援体制について患者及び家族等に対して説明した上でターミナルケアを行った場合は、在宅ターミナルケア加算として、所定点数に2,000点を加算する。
 


(訪問看護療養費)

現行 改定
訪問看護基本療養費を算定すべき指定訪問看護を行っている訪問看護ステーションの看護師等が、在宅で死亡した利用者(ターミナルケアを行った後、24時間以内に在宅以外で死亡した者を含む。)に対して、その主治医の指示により、死亡日前14日以内に2回以上指定訪問看護を実施し、かつ、訪問看護におけるターミナルケアに係る支援体制について利用者及びその家族等に対して説明した上でターミナルケアを行った場合は所定額を算定する。 訪問看護基本療養費を算定すべき指定訪問看護を行っている訪問看護ステーションの看護師等が、在宅で死亡した利用者(ターミナルケアを行った後、24時間以内に在宅以外で死亡した者を含む。)に対して、その主治医の指示により、死亡日及び死亡日前14日以内に2日以上指定訪問看護を実施し、かつ、訪問看護におけるターミナルケアに係る支援体制について利用者及びその家族等に対して説明した上でターミナルケアを行った場合は所定額を算定する。 



3.機能を強化した在支診・在支病の評価と併せて、在宅末期医療総合診療料の引き上げを行うとともに名称の変更を行う。

重点課題2-1-②」を参照のこと。


4.介護老人福祉施設(以下「特養」という。)における看取りの充実を図るため、特養の配置医師と在支診・在支病といった外部の医師が連携して、特養における看取りを行った場合について評価を行う。


現行 改定
【在宅患者訪問診療料(ターミナルケア加算含む)】【特定施設入居時等医学総合管理料】

[特養における算定要件]
末期の悪性腫瘍患者のみ 
【在宅患者訪問診療料(ターミナルケア加算含む)】【特定施設入居時等医学総合管理料】

[特養における算定要件]
末期の悪性腫瘍患者に加え、以下の場合について算定可能とする。
① 介護報酬における看取り介護加算の算定要件を満たしている特養において、
② 在支診・在支病または特養の協力医療機関の医師が、当該特養において看取った場合、
③ 疾患に限らず死亡日からさかのぼって30日に限り医療保険の給付対象とする。