2 患者の視点に立った歯科医療の充実


平成24年度診療報酬改定の改定項目

患者の視点に立った歯科医療

第1 基本的な考え方
1.歯科の外来診療の特性を踏まえつつ、歯科医療の総合的な環境整備を行っている施設基準を満たした歯科医療機関における再診の評価を行う。
2.歯科矯正は、唇顎口蓋裂等の先天性疾患に起因する咬合異常等、疾患としての位置付けが明確なものについて、診療報酬上評価しているが、患者の視点等を踏まえ、唇顎口蓋裂等の先天性疾患に起因する咬合異常に対する歯科矯正の適応症について拡大を行う。
3.患者からみて難解な用語と思われる保険診療上の歯科用語の平易化等を図る。

第2 具体的な内容

1.歯科医療の総合的な環境整備を行っている歯科医療機関を評価

再診時歯科外来診療環境体制加算の新設及び歯科外来診療環境体制加算(初診時)を見直す。

現行 改定 
【歯科外来診療環境体制加算(初診料の加算)】 30点 
【歯科外来診療環境体制加算(初診料の加算)】 ○点(改)

【再診時歯科外来診療環境体制加算(再診料の加算)】 ○点(新)
注 歯科外来診療環境体制加算に係る施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、歯科外来診療の総合的な歯科医療環境の体制整備に係る取組を行った場合には、再診時歯科外来診療環境体制加算として、所定点数に○点を加算する。



2.療養の給付の対象とする歯科矯正の適応症の拡大

歯科矯正治療に係る療養の給付の対象となる先天性疾患等の範囲を拡大する。

現行 改定 
[療養の給付の対象とする適応症]
・唇顎口蓋裂に起因した咬合異常
・顎離断等の手術を必要とする顎変形症
・以下の疾患に起因する咬合異常
ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症を含む。)ほか31疾患 
[療養の給付の対象とする適応症]
・唇顎口蓋裂に起因した咬合異常
・顎離断等の手術を必要とする顎変形症
・以下の疾患に起因する咬合異常
ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症を含む。)ほか31疾患、
小舌症、頭蓋骨癒合症、骨形成不全症、口笛顔貌症候群、ルビンスタイン-ティビ症候群、常染色体欠失症候群、ラーセン症候群、濃化異骨症、6歯以上の非症候性部分性無歯症



3.保険診療上の歯科用語の平易化

難解であるとの指摘のある保険診療上の歯科用語については、学会等からの提案も参考としつつ、患者からみてより分かりやすい用語に改める。

現行 改定 
歯牙
歯周組織検査
初期う蝕小窩裂溝填塞処置
鋳造冠
前装鋳造冠 

歯(改)
歯周病検査(改)
初期う蝕早期充填処置(改)
金属冠(改)
レジン前装金属冠(改)



4.診療報酬点数表の簡素化等

歯科診療報酬において、代替の医療技術に置き換わった、臨床上行われていない治療等については、学会等からの提案も参考としつつ診療報酬点数表の簡素化を図る。
・圧迫麻酔
・デンタルゼロラジオグラフィー
・臼歯金属歯
・帯環金属冠修理
・金合金鉤修理