4 新規医療技術の保険導入等(歯科)


平成24年度診療報酬改定の改定項目

新規医療技術の保険導入等(歯科)

第1 基本的な考え方
医療の高度化等に対応する観点から、診療報酬調査専門組織の医療技術評価分科会における検討結果を踏まえ、新規技術の保険導入等を行う。

第2 具体的な内容

1.接着ブリッジの適応範囲の拡大


現行 改定 
【歯冠形成】(1歯につき)
注 鋳造冠については、前歯の4分の3冠、前歯の前装鋳造冠及び前歯部の接着ブリッジのための前歯部の支台歯の歯冠形成は、所定点数に490点を加算する。 
【歯冠形成】(1歯につき)
注 金属冠については、前歯の4分の3冠、前歯のレジン前装金属冠及び接着ブリッジのための支台歯の歯冠形成は、所定点数に490点を加算する。
 
【鋳造歯冠修復】
[算定要件]
・接着冠に係る鋳造歯冠修復及び保険医療材料料は、「4分の3冠」に準じて算定する。 
【金属歯冠修復】
[算定要件]
・接着冠に係る金属歯冠修復及び保険医療材料料は、前歯部については4分の3冠に準じて算定し、臼歯部については5分の4冠に準じて算定する。



2.上顎骨形成手術及び下顎骨形成手術の項目の追加


現行 改定 
【上顎骨形成術】


【下顎骨形成術】 
【上顎骨形成術】
3 骨移動を伴う場合 72,900点(新)

【下顎骨形成術】
4 骨移動を伴う場合 54,210点(新)
注 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、先天異常に対して行われた場合に限り算定する。



3.歯科ドレーン法の新設


(新) 歯科ドレーン法 50点

[算定要件]
(1) 蜂窩織炎や膿瘍形成等、術後に滲出液、血液等の貯留が予想される患者に対して、部位数、交換の有無にかかわらず、歯科治療上必要な場合に、持続的な吸引を行った場合に1日につき、所定点数により算定する。
(2) ドレナージの部位の消毒等の処置料は、所定点数に含まれる。


4.歯冠修復の充填の見直し

歯質に対する接着性を付与又は向上させるために歯面処理を行う充填を評価するとともに充填の評価体系を改める。

現行 改定 
【充填】
充填(1歯につき)
1 単純なもの 100点
2 複雑なもの 148点





注 エナメルエッチング法及びエナメルボンディング法に係る費用は、所定点数に含まれるものとする。 
【充填】
充填(1歯につき)
1 充填1
イ 単純なもの 102点(改)
ロ 複雑なもの 152点(改)
2 充填2
イ 単純なもの 57点(改)
ロ 複雑なもの 105点(改)

注1 歯質に対する接着性を付与又は向上させるために歯面処理を行う場合は1により、それ以外は2により算定する。
注2 充填1の歯面処理に係る費用は、所定点数に含まれるものとする。