・処方せんに、2剤以上の内服薬に係る処方と1剤で3種類以上の内服薬に係る処方が記載されており、かつ、これら2つの処方に服用時点の重複がない以下の例においては、どのように算定するのか。


疑義解釈資料の送付について(平成20年5月9日厚生労働省事務連絡)

(問3)
受け付けた処方せんに、一包化薬の算定要件である2剤以上の内服薬(以下「要件①」という。)に係る処方と1剤で3種類以上の内服薬(以下「要件②」という。)に係る処方が記載されており、かつ、これら2つの処方に服用時点の重複がない以下の例においては、どのように調剤料を算定することになるのか。
なお、いずれも処方医による一包化の指示があるものとする。

例1)処方1と処方2で要件①を満たし、処方3が要件②を満たす場合
処方1 A錠、B錠 1日3回毎食後 × 14日分
処方2 C散、D散 1日2回朝夕食後 × 14日分
処方3 E錠、F錠、G散1日1回就寝前 × 14日分

例2)処方1から3までで要件①を満たし、処方4が要件②を満たす場合
処方1 A錠 1日3回毎食後 × 14日分
処方2 B散 1日2回朝夕食後 × 14日分
処方3 C錠 1日1回朝食後 × 14日分
処方4 D錠、E錠、F散 1日1回就寝前 × 14日分


(答)
要件①に係る処方と要件②に係る処方のいずれについて一包化薬調剤料を算定してもよいが、要件①で一包化薬を算定した場合と要件②で一包化薬を算定した場合との間で、別途算定できる内服薬の剤数に差が生じないようにするため、要件②に係る処方について一包化薬調剤料を算定する場合にあっては、要件②に係る処方については、要件①に係る処方と同一の剤数とみなして算定する。
すなわち、例1においては、要件①に係る処方(処方1と処方2の組合せ)は内服薬の2剤相当であることから、要件②に係る処方(処方3)も2剤相当として取り扱う。
よって、以下のとおり、要件①に係る処方(処方1と処方2の組合せ)で一包化薬を算定した場合には、内服薬の3剤目として処方3について内服薬調剤料を算定することができ、また、要件②に係る処方(処方3)で一包化薬を算定した場合には、内服薬の3剤目として処方1又は処方2について内服薬調剤料を算定することができる。
(要件①に係る処方(処方1と処方2の組合せ)で一包化薬調剤料を算定する場合)
処方1 一包化薬調剤料 89点×2(14日分)
処方2 算定なし
処方3 内服薬調剤料 63点(14日分)
(要件②に係る処方(処方3)で一包化薬調剤料を算定する場合)
処方1(又は処方2) 内服薬調剤料 63点(14日分)
処方2(又は処方1) 算定なし
処方3 一包化薬調剤料 89点×2(14日分)

また、例2においては、要件①に係る処方(処方1から処方3までの組合せ)は内服薬の3剤相当であることから、要件②に係る処方(処方4)も3剤相当として取り扱う。
よって、以下のとおり、要件①に係る処方(処方1から処方3までの組合せ)で一包化薬を算定した場合には、処方4について別に内服薬調剤料を算定することはできず、また、要件②に係る処方(処方4)で一包化薬を算定した場合には、処方1から処方3までのいずれについても、別に内服薬調剤料を算定することはできない。
(要件①に係る処方(処方1から処方3までの組合せ)で一包化薬調剤料を算定する場合)
処方1 一包化薬調剤料 89点×2(14日分)
処方2 算定なし
処方3 算定なし
処方4 算定なし
(要件②に係る処方(処方4)で一包化薬調剤料を算定する場合)
処方1 算定なし
処方2 算定なし
処方3 算定なし
処方4 一包化薬調剤料 89点×2(14日分)